★解散した出版社の本を残そう〜在庫保存運動おこる

20余年続いたペヨトル工房が昨年4月に解散になりました。解散すれば在庫の本は断裁になります。

ホームページに告知したところ、インターネットを介して、在庫保存運動が起こりました。多くの書店や個人の協力で、7万冊の在庫のうち4万冊が保存されることになりました。在庫は現在でも全国各地に点在して、販売継続をしています。

在庫保存運動の経過、解散のことなどをホームページに『解散日記』として書き続けました。それを京都の出版社冬弓舎が『ペヨトル興亡史』という本にしてくれました。この本もペヨトル工房の解散とあわせて話題になりました。

ペヨトル工房は、完全に地上から消えましたが、インディペンデントの出版社としてこれ以上ない支援をもらい、幸せな最期を遂げることができました。

★イベント開催にいたるまで

保存運動の中心で動いてくれた京都の友人たちに、何かし残していることはないの?と聞かれて、京大西部講堂でイベントをしたかったと言いましたところ、京大西部講堂での「ペヨトル工房ファイナル・イベント」を成立させてくれました。

これまでの20年、そして保存運動に関わってくれた多くの人たちへの感謝と、そして未来の活動への第一歩として、このイベントを企画します。ペヨトル工房ゆかりのアーチストとともに、一冊の雑誌を編集するようにファイナル・イベントを行いたいと思います。

ペヨトル工房が、他誌に先駆けて積極的に若手のアーチストを掲載してきたように、今回のイベントにも多くの若手のアーチストを招待します。

20年間のペヨトル工房の記憶であるこのイベントが、今回、参加する人たちの記憶に残り、未来に広がって欲しいと思っています。

このイベントは終わりであると同時に始まりでもあるのです。

 

今野裕一

 

(元ペヨトル工房主宰)

 

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