解散日記21

 

9月22日

あと何日かするとペヨトルの最後のフロアを解約する。

荷物を整理しながら、在庫の状況も把握しないとならない。ネットで助けに来てくれたバイトのAさんは大活躍で、彼女がいなかったら、在庫を発送することもHPの直売を維持することもできなった。

ペヨトルの在庫は、出荷倉庫のK興産と段ボール一個ずつに在庫を入れて保存してあるN倉庫に置いてある。そして車庫と会社のあちこちにもかなりの量が積まれている。出荷倉庫の在庫費用は、定価の千分の3。980円の本を5000冊なら、980×5000÷1000×3という金額になる。定価の高い本は一箱1ヶ月200円で預かってくれるN倉庫に置いてある。そのほうが在庫費用が少し安くなるから。会社に積んであるのは、費用かからないので、新刊はたいてい会社にいったん積む。いまは、路上日記と楽園がある。どこかに移動しなくちゃ。

箱に入れたり、移動したり、まめなことをやればやるほど、費用は軽減されるが、体力が必要になってくる。20年もやってくると、箱の中身も現物を引き上げて覗いてみないと、分からない。記録は残っているが、引き写しミスなどでずれたりしているからだ。フロア解約にあたって、最後の在庫確認をするのだが、これがまたけっこうたいへんだ。

それが終わったら解散の作業も終了ということになるだろう。



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