流浪に日記2

 個人的には、そろそろアフター・ペヨトル工房モードに入ろうと思っているが、ふらふらして何もしない癖がついてしまって、前に進めない感じだ。

 個性的な出版をしているKさんと事務所で話しをしたが、羊羮の練りもの職人ですよ、朝早く起きて、その日の分を仕込んで、売って、また明日という感じ。手を抜いたらしまいだし、質の高さが問われていると笑っていた。

 もう一人、80年代から活躍しているフリーの出版プロデューサーの友人も言っていた。俺、最近、いい人なんだよ。自分を出したら嫌われるんだ。お前は少しやり過ぎたんだよと笑って諭されました。彼は、これからイベントで自分のプロデュースした本を売りに行くというので、売り子をしてるの?と聞いてみました。あたりまえじゃないかと返されました。

 時代が変わったなと思います。こんな呑気なことを言っているから、今野は極楽蜻蛉なのだという声がしそうですが、まさにそうなのかもしれない。

 それでも今、手伝っているJCDNの「踊りに行くぜ !!」の完成にも合わせて、「ペヨトル興亡史」の応援感謝イベントを京都でやりたいと画策しています。紙の企画も少しずつ練っています。羊羮のネタを仕込むみたいに。