解散日記17

 

解散に向かう、2年間がそうだったのだが、バックナンバーが従来に近い感じで売れる月と、もう明日にでも止めたくなるほど動かない月が、交互に来るという不思議な感じを味わった。駄目な月が続けば諦めもつくのだが、なんとなくいけそうな月もある。それがあるために決断がつかないという感じだ。

解散して、HPを含めて多くの人たちに支援していただいているが、その結果も同じような、いい感じと、悪い感じが波のようになっている。

今日は、良い話。

何年か前、蔡国強のいわきプロジェクトの時に、プロジェクトを動かしていた志賀さんという人から久しぶりに連絡があって、「どうしてる?」

蔡国強のいわきプロジェクトは、とてつもないもので海岸線12キロメートルに火薬の火を走らせるというもので、僕は、廃船を掘り出しを手伝ったりしたが、廃船の掘り出し一つ取ってもとてつもない作業だった。ナポレオンと呼ばれているサルベージ会社の社長がボランティアで掘ったのだが、最後には12ォのクレーン車を持ちだすはめになり、1日の作業は3日になった。まさにみなで格闘した。海岸に火を走らせるためには、漁師さんの許可がいる。志賀さんは一人ひとりを説得して実行へと導いた。

志賀さんは、蔡国強のサポートのあと、北極海単独踏破のサポートをしたということで、話しを聞いていて、久しぶりにわくわくとした。

会社を解散しました。と、報告すると、蔡さんの本は? と、間髪いれず聞かれたので、300冊ほど残っていますと答えると、「100冊引き取るから」とありがたいお話。サポートということを本当に実行できる人なんだなと、志賀さんに平伏すると同時に感謝します。元気がでる話しでした。



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